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真冬の高野山へ [和歌山]

いつだったかNHKTVで開創1200年の記念番組があり、
その中で観た真っ白な雪におおわれた高野山奥の院の映像が忘れられず、
いつか荘厳な静けさを感じる冬の高野山へ出掛けてみたいと思っていました。
そんな訳で、いつもの旅友に付き合ってもらい、
2月の「お大師様の日」の朝、南海難波駅でお得な高野山・世界遺産きっぷを手に入れ、
橋本行の急行電車に乗り行って参りました氷点下の高野山へ・・・

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いつもなら極楽橋まで電車で行き、そこからはケーブルカーに乗り換えるところ、
残念ながらそのケーブルカーが故障とのことで、
橋本駅から1時間半ほどの代替バスでの旅となりました。
はじめは三つの山を越えるとの運転手さんのお話で車酔いを心配したのですが、
その運転手さんの乗車客への気遣いが素晴らしく、無事に終点の高野山駅に到着しました。

そしてそこから山内バスに乗り換え今宵の宿坊へ荷物を預けに立ち寄ったところ、
今ならまだ午前中の雪が綺麗に残ってるだろうからぜひ、このまま奥の院へと勧められ・・・
近くの食堂で急ぎランチを済ませ、バスで奥の院を目指したのでした。

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表参道である「一の橋」は雪のために通行止めとなり残念でしたが、
裏参道となる「中の橋」から弘法大師御廟まで足元に注意しながら大杉林の中を歩き、
まさしくわたしがずっと見たいと思っていた景色を堪能したのでした~[ぴかぴか(新しい)]
いやぁ~感動が大きくて寒さなんてナンのその!!

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そうやって御廟の入口である御廟の橋をわたり聖域に足を踏み入れ、
燈籠堂へと石段を上がったのですが、ここで失念!
雪深い真っ白の景色ばかりに目を奪われ気付かなかったんですよね~[あせあせ(飛び散る汗)]
わたしもお土産にした高野山銘菓「みろく石」のモデルとなる弥勒石のお堂に・・・
因みにそれに気付いたのはお土産にしようとかさ圀さんへ行った時と、
何ともシマラナイお話です・・・

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でもまあ、燈籠堂の地下に下りお大師さまに一番近くでお参りしたことで、
身も心も何やら安らかになったわたし達でした・・・

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そうやって、その後はまたバスに乗り高野山真言宗の総本山である金剛峯寺へと向かいました。

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午前中に積もった雪も檜皮葺の屋根からスッカリ下ろされ、
火災時のために雨水を溜めた天水桶の姿も屋根の上にちゃんと見えた金剛峯寺です。
ところでこちらは総本山だけあり、
高野山真言宗管長が住職となるしきたりだそうですね。
それに日本最大級の石庭「蟠龍庭」は勿論のこと、
狩野派の絵師による襖絵など見どころも多く、
昨年の大河「真田丸」でもお馴染みの、
豊臣秀次が文禄4年(1595年)に自害した「秀次自刃の間」を見ることもできました。
また、新別殿では思いがけなく美味しいお茶とお菓子の接待を受け、
寒い中での見学中、ホッとしたひと時を持てました。

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それと最後に見学した江戸期以降に使用されたという広い台所も興味深かったです。
約七斗(98キログラム)炊きの大釜が三基並び、
一度に二石(約2,000人分)のご飯を炊いたそうで、
さぞや、お米を洗うだけでも大変だったでしょうね・・・

さてその後、初日の観光を一先ず終え、我々の宿坊である一乗院へ戻りました。

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そして靴を脱いだ後、先ず両手を出して下さいと言われ不思議に思いながら差し出すと、
何やら良い香りの茶色の粉末を掌にのせてくれ両手で磨り合わすよう言われました。
その時は、訳も分からず言われるがままのわたし達でしたが、
後でそれが「塗香(ずこう)」という物だと知りました。

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起源はインドで、香木から取った香料を体臭を消すのに体に塗ったそうですが、
仏教ではその後、身体の清めや邪気を祓うのに用いられたそうです。
という訳で、線香や焼香とは違い身体に塗るお香であり、
どうやら今ではアロマオイルのような使い方もあるようです。

さてそうやって、迷子にならないかと心配しながらいくつか廊下を曲がり、
ラッキーなことに部屋が空いてるからと予約時よりもワンランク上の部屋に案内され、
今宵の楽しみ精進料理の夕餉を迎えました~~[るんるん]

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寒筍と独活の木の芽和えの先付けからごま豆腐に岩茸と柚子胡椒ジュレがのった平椀、
それに吸物は若筍に菜の花と手毬麩と見た目にも春らしく、
お目出度い絵馬にのったほんのり温かい蒸し稲荷寿司につづき、八品以上の八寸です~~[ぴかぴか(新しい)]

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わたしの大好物のよもぎ麩の田楽と生麩白味噌射込み、
それに金の飾りがきらびやかな黒豆にぶどう豆と一寸豆の塩蒸し、
はたまた昆布巻きに栗の渋皮煮もありと・・・
どれから箸を付けるか迷うほどでしたがまだ続き、
柚子味噌が効いた風呂吹き蕪の蒸し物の後には、
茶そばの東寺あげにたらの芽と蕗のとうとひと足早い春の油物があり、
強肴のレモンの味がサッパリするフルーツトマトの蜜煮と汲み上げ湯葉のお造り、
そしてもずくの酢の物に果物のデザートでした。

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とにかく、膳に乗りきらないほどに料理が運ばれ二人して嬉しい悲鳴を上げましたが、
この三段階の真ん中のではなく、一番下のお料理でも良かったかもですね。
それと今回初めて知りましたが、同じ精進料理でも国によって違いがあり、
以前、宇治にある黄檗宗萬福寺でいただいた普茶料理のような
蓮根をウナギ風に調理するという「もどき料理」は中国やベトナムの物で、
こちらではとにかく素材の良さを大いに感じることができました。
あ~~それにしても、このワンランク上のは一体どれ程出るのだろう?
とんでもないけど食べ切れそうにないですね・・・

そしてあくる日は・・・
5時起床で6時過ぎには朝の勤行に参加するため本堂に向かいました。

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ここ一乗院は弘仁年間(840~)に善化上人によって開かれたそうですが、
近年修復され、荘厳かつ絢爛豪華な素晴らしい本堂で驚きました。
また、鎌倉期の仏像というご本尊の弥勒菩薩様も平成18年に解体修復され、
優しいお顔で心安らかになる仏様でした。
本堂は写真撮影禁止のため興味がおありでしたらこちらをご覧くださいね。
とにかく、完成間もない欄間といい、お花が描かれた天井絵といい見応え十分でした。

因みにいく部屋か自由に見学できるお部屋もあり、こちらはそれらの様子です。

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それにしても、早起きして般若心経を唱えた後の朝食の美味しいこと!
昨夜の満腹は何処へやら?
どれもこれも薄めの上品なお味で美味しくいただいたわたし達でした。

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また朝食後には、真言密教独特の瞑想法である「阿字観(あじかん)」
その初心者向けの「阿息観(あそくかん)」を体験しました。
面差しと同じく柔らかな物言いの住職に導かれ、
座法から一番大事だという呼吸法など約1時間の教えでしたが、
普段とは全く違う朝のひと時を経験でき参加して良かったと思いました。

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そして10時前にチェックアウトし、また荷物を預け観光に出掛け、
先ずは高野大学そばの高野山霊宝館へと向かいました。

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前日の雪がまだ残る高野山霊宝館は宗教芸術の殿堂と呼ばれ、
高野山にある膨大な量の文化遺産の保存と展観のため大正10年に開設されました。

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開館当時に建てられた本館は、日本現存最古の木造博物館で、
平成10年には登録有形文化財となったそうです。
でね、中に入った途端、友が発した「わぁ~学校みたい~~[るんるん]」の言葉通り、
板張りの床や長い廊下など、ドラマや映画で見掛ける昔の学校を思い出しました。

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展示品は確かにどれもこれも貴重な品ばかりでしたが、
その中でも特に新館で観た、2011年快慶作と正式に発表された、
執金剛神立像の男振りの良さに見入ってしまったわたしです~[揺れるハート]
あ~~、それにしても仕方ないでしょうが・・・
暖房が効いておらず寒いのナンのって~!
ゆっくり見学するにも寒過ぎて残念でありました・・・

そんな寒い霊宝館を後にして、燦々と輝くお日さまの下、
最後に奥の院と共に高野山の二大聖地のひとつである壇上伽藍の見学です。

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1843年に消失し、2015年に再建された真新しい朱塗りの中門をくぐり金堂へ

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伽藍の中央にあり、高野山の総本堂として年中行事の大半がここで執り行われますが、
とにかく火災が多く、こちらは昭和7年の再建です。
そして本来なら、まだまだ見所があるのを時間を気にして端折ってしまい、
今から考えると大いに残念な思いですが・・・
すぐに根本大塔へと足を向けました。

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真言密教の根本道場のシンボルとして建てられた日本で最初の多宝塔です。
こちらも昭和12年の再建となり平成8年に外壁の塗り替えが完成したそうで、
サスガに鮮やかで遠目にも朱が引き立ち美しかったです。

その後、後醍醐天皇の等身大といわれる愛染明王を祀る愛染堂、
鳥羽法王の皇女、頌子内親王が父の追善のために建てた大会堂、
また鎌倉時代の建築物であり、
運慶作の八大童子像も安置されていて国宝及び世界遺産となった不動堂を経て・・・

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江戸時代後期に再建されたという三昧堂と、
白河法王の発願で創建され昭和59年に再建された東塔を最後に見学し、
雪の高野山を後にすることにしました・・・

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後になって思うと、まだまだ見所がある高野山、
ケーブルカーの故障のため立ち寄れなかった九度山と共に、
またいつか、違う季節に訪れる楽しみができたように思います・・・


共通テーマ:旅行

姫路城と淡路島の旅 [兵庫]

友と2人、6月末の梅雨空の下、
姫路城と淡路島2泊3日の旅を楽しみました。

三宮で待ち合わせし、先ずはランチに向かったのは神戸ステーキ プロペラです。
決して肉食派ではないわたし達ですが、
たまにはいいかということで神戸牛を食べることに・・・

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神戸牛が美味しいのは当たり前ながら、
若いスタッフばかりで楽しそうに働く姿も気持ちよく、
優しめのお値段といい、オススメのステーキハウスです。

そしてその後、JR三宮から姫路まで新快速に乗り、
駅そばのホテルでチェックインを済ませ、
身軽になっていざ姫路城へ~~[るんるん]

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平成の大修理から1年以上が経ったものの、まだ十分真っ白で、
姫路城を初めて目にした友人共々、「綺麗ねぇ~~[ぴかぴか(新しい)]」と感嘆しておりました。
ただ、どんよりした曇り空が残念でしたが良いこともあり・・・
何でも梅雨のシーズンは観光客も少ないそうで、
天守閣と西の丸合わせてゆっくり見学できたのが良かったです。
尚、姫路城大好きなわたしの過去の記事がありますので、
宜しければこちらこちらにもどうぞ!

そして夕食は、姫路と言えばコレでしょう!ということで、
地元の酒造メーカー灘菊の直営店であるかっぱ亭
姫路おでんを肴に再会を祝したのでした。

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甘辛く炊いた関東煮に生姜醤油をかけていただく姫路おでんですが、
こちらのは、わたしが子供の頃から馴染んだ味とは違い、随分、薄味でした。
実は、母の実家で商っていたことがあり、
濃いめの味を思い描いていたものでチョット残念でした。

そしてあくる朝、ホテルで朝食を済ませ、9時過ぎの新快速に乗り舞子まで行き、
そこからは高速バスに乗り換え、
明石海峡大橋を渡り淡路島の南に位置する福良まで行きました。

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さて、福良到着はお昼前でしたがランチではなく先ずは船に乗ります。
まだ新しそうだけど、レトロ感漂う咸臨丸に乗り、
鳴門のうずしおクルーズに向かうのです。

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鳴門大橋の下をくぐり鳴門海峡を進むという、
わたしも初めての見学でしたが、
お天気も良くない平日にも関わらず、乗船客もそこそこで、
改めてこのクルーズの人気の高さを知りました。

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残念ながら世界中でここだけという世界最大級の渦潮は現れませんでしたが、
自然の偉大さや不思議を痛感した1時間でした。

そうやって、船から降りた後は、
近くにある福良マルシェでランチすることにして、
今回の旅のテーマでもある「鱧を食す」を実践することに・・・

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隣のショップで鱧のフライと甘辛くつけ焼きされた鱧を買い、
カフェで買ったご飯の上にのっけてセルフ丼といたしました。

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また、新発売だというピザ生地のフィッシュバーガーも半分づつしてもらい、
ビール片手に大満足のランチとなりました~~[手(チョキ)]

でね、食後にコーヒーが飲みたくなり、
偶然入ったのが Giro d’Awaji (ジロ・デ・アワジ)

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元々、輸入した生豆を注文を受けてから焙煎し販売してるお店だそうで、
お味がイイのは当たり前!
酸味好きな友と苦味好きなわたしのリクエストに合わせ提供してくれました。
それで気に入った友が持ち帰りをお願いすることになり、
その後に予定していた淡路人形座の受付窓口に
焙煎豆を預けてくれる約束をしてお店を後にしました。
何でも人形座の皆さんとはお友達なんですって~[るんるん]

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わたしが今回の淡路行きで一番楽しみにしていた淡路人形浄瑠璃、
五百年の歴史を誇り、国指定重要無形民俗文化財でもあります。
そして、日本の人形浄瑠璃はここから各地に広がったと知り、
ぜひとも観たいと思っていたのでした。
今回の演目は、
「ととさんの名は十郎兵衛、かかさんはお弓と申しますゥ~」のセリフで有名な、
傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段でしたが、上演前には人形についての解説もあり、
あっという間に時が経ち、また訪れたいと思ったわたしです・・・

その後、今度はローカル線のバスに乗り洲本温泉を目指し、
わたしの思い込みから降りるバス停を間違え、
宿のスタッフに迷惑をかけながらもどうにか無事に今宵の宿花季に到着です。
そして就寝前に予約したロミロミマッサージの関係で、
30分後には楽しみにしていた夕食の始まりとなりました。

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見た目も鮮やかな八寸からの会席でしたが、
季節柄、鱧を使ったお料理が多く、旅のテーマ通りと大いに満足したわたし達でした。
いやぁ~お造りも郷土料理である鯛の宝楽焼も本当に美味しかった~~[ぴかぴか(新しい)]

それにあくる朝のバイキングも噂通りに素晴らしく
何もかもがこちらでの手作りだと聞き、二人して感心しつついただきました。

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あ~それにしても、淡路牛乳が滅茶苦茶美味しかった!!

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今回の淡路島は、わたしも初めて経験したことも多く、
ぜひとも、また来たいと思った旅でした・・・


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